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2017-07-03 | 春風録

地域の中で新たな福祉の担い手になるためには

事業計画の中で「地域の中で新たな福祉の担い手となる」と長期目標に掲げている。

社会福祉法人として、どのような方向に向かっていくか考えてみたい。

6月に、近隣の施設において千三地区の自治会長、民生委員、地域包括、社協、

高齢クラブ会長、施設長等が集まり、シンポジウムが開催された。そこで地域の抱

える問題が浮き彫りになった。・年々、増加する高齢者の 把握が難しくなってき

ている。(民生委員)

・マンションなどでコミュニティを作ることがます ます困難になってきた。                                          (福祉委員会)

・実際に入居するまで介護サービスへの関心があまりなく、いざとなった時は

入院していた病院に介護サービスの情報を聞いていた。(高齢者クラブ)

・ショートステイや入居の違いがわからない人も多い。(自治会長)

・独居の方について、これまで近隣で関わっていても、家族等が、施設や介護サー

ビスを決めるので支援が難しい。

・孤独死や、自宅で発見さ れ救急搬送された事例があり、こういう事態を何

とか避けたい。等の意見 が出た。 この中には、地域の中で新たな担い手とな

る為のメッセージがたくさん含まれていると感じた。

ちくりんの里としても、今まで以上に施設や、専門性を生かして、今後、地域の

中でどのように貢献していくか模索中であり、今地域の中で何が求められている

かを探っていきたい旨を伝えた。

全国的に独居老人や、老老介護の割合が多くなっており、吹田市でも75歳以上の

高齢者が現在22.9%で、増加の一途にある。

ちくりんの里の開設時から今までの入居前の所在の統計を取ってみた。

在宅から直接入居された方がやはり一番多く45%。 次に多かったのは、介護老

人保健施設からのご入居で27%。病院が17%。ケアハウスが5%。他施設

(有料老人ホーム等)いずれにしても高齢になってから住み慣れた居住空間からの

転居は、本人にとってもご家族にとっても苦渋の選択であったと思う。 厚生労働

省が毎年行っている国民生活基礎調査では、介護が必要になった主な原因として

昨年初めて認知症が、要因のトップとなりそれに続き脳血管疾患、高齢による衰

弱とある。このような現状のニーズを踏まえ、私たちが、福祉の原点に立ち返り

施設として、法人として、どのように地域に貢献していくか、そしてどこに向か

って行くかを整理していく必要がある。 存在している箱モノという物的資源と、

潜在している能力が有効的に行使できるように努めたい。

施設長 片村元

2016-12-10 | 春風録, ニュース

伝えたい事

ユニットリーダー実地研修施設として各地から多くの実習生を迎え入れさせて頂き

逆に沢山のことを学ばさせて頂きます。

実習生が一番知りたい、そして見たいことのトップは朝の時間の使い方です。

朝は、一人で一番忙しいはずなのに座学では、一人ひとり目覚めてから支援にかかる?

本当なのか?モーニングケアは全ての施設において一番取り組みやすく、そこから始まる

暮らしの第一歩であるからです。その理由は資金が必要でないにもかかわらず

効果が絶大だと言うことに気がつきました。その根拠をここで少し、書かせていただきます。

人間の感覚の中で一番初めに朝、覚醒するところは耳だそうです。次に目。

鼻と口は、胃に直結しているので一番遅いそうです。

胃が動くことを蠕動(ぜんどう)運動と言いますが、年齢や体の状態によって差はあるも

のの2時間位あまり動かないそうです。しかし、胃液はすぐに出るので無理やり起こして

食事をすれば胃液は、酸なので胃の壁を傷つけ、胃カタルや、胃下垂、免疫作用が阻害さ

れるなど様々なリスクがある事が近年、わかってきたそうです。

おなかが減って食べるという行為がいかに自然の理にかなっているかが理解できます。

起されるのではなく、目覚めて一日が気持ちよく始まる。

体に優しいケアは暮らしを支える原点となります。

今から10年前、賛否両論のある中「7時まで起さない」から始めてみました。

そこでたどり着いた結論は「睡眠と覚醒のメリハリがあれば、逆に時間が生まれ

ゆったりとした時間で一日の暮らしが始まる。」というミラクルでした。

入居者の体のリズムに合わせることの恩恵を受けた今

これからも 是非、伝えて行きたいと思います。

施設長

2016-07-01 | 春風録

制度と暮らし

Ⅰ 社会福祉法改正
昭和26年に制定された社会福祉法が、この3月31日初めて 改正されました。当時、社会福祉法が制定された背景は、困窮者救済が目的であった。その後、高度経済成長により、日本経済は、爆発的に動き出し、GNP(国民総生産)が、世界2位にまで上り詰め、現在でもGDP(国内総生産)は、中国に抜かれ世界3位となりました。
そういった中で社会が求める福祉の姿が大きく様変わりしてきました。
この自由社会で生きていくために、教育が競争化し、高学歴化が進み、そのために、共働きをすることが、一般的となってきました。そこで、保育という福祉のニーズが生まれ、少子化や、核家族化が進み、グローバル化も手伝って「家」の存在も変化してきました。独居老人、老老介護、それぞれの諸問題や、在宅での介護不足により高齢者福祉のニーズも生まれてきました。
今回、手つかずの法律が改正された背景に
社会の求める状況が大きく変化した事に対して社会福祉法人に求められる
在り方が、議論されてきたことによります。
改正の4つの柱は次の通りです。
①地域や、社会に開かれた施設づくりを目指す事②経営実態を公表する事
③経営組織のガバナンス(統治)の強化。
④財務規律の強化。
平たく解釈してみました。
①社会福祉法人は閉鎖的な組織ではなく社会福祉の理念に立ち返り、外部に対しても今よりさらに、公益性を求めて事業展開することを求められています。
②吹田市の特養は透明性を確保するために、財務諸表や、現況報告書の公開をホームページに二年前から掲載しています。
③ここでは社会福祉法人も会社組織のような組織運営を求められています。
理事会、評議員会もあり方の根本が改正されることとなり、今後の対応が求められている。
④社会貢献に対して具体的・計画的に、法人独自にどう取り組むかを制度化して見直すことを求められると思います。
Ⅱ 介護保険負担限度額認定書の更新について
厚生労働省より、今回の更新見直しについて通達がありました。
前回の請求時に別紙において預貯金等の確認が必要であるため、六月中にご自身での手続きをお願い致しておりました。
※注意して頂きたい事は、平成28年8月より、非課税年金(遺族年金や障害年金)を含んだ判定が下りる事になっています。判定の結果により第2段階が第3段階位へ変更される場合があります。
Ⅲ 親の家として
ちくりんの里の行動目標の中で「親の家として」
というご家族の行動目標があります。
これは、変化した在宅の「家」に対して施設が
もう一つの我が家つまり「親の家」として機能したいという願いから生まれたものです。在宅で困難であった「暮らし」が、難しい事かも知れませんが御家族と共に少しでも実現出来るなら素晴らしいですね。出来てもたとえそうでなくてもそこに目標値をおいていきたいと思います。
Ⅳ 簡素化について
ちくりんの里の歴史は家族会をはじめ御家族のご協力と支援によってここまで進んでまいりました。この事は、比類まれな事と心から感謝しています。
毎日、来てくださるご家族様も多くおられます。
Ⅰの③で、経営組織のガバナンス(統治)について先ほど述べさせていただきました。現在の法改正は、会社組織のような統治に移行しています。御家族は、このことを十分踏まえて社会の中で生きておられると思いますが、ここで、贈答品とおすそ分けの違いについて是非、書きたいと思います。日本には、贈答品をおくる習慣がありましたが現在、社会一般の流れから「簡素化」で廃止の方向に向かっています。ちくりんの里も、この事に於いてお中元やお歳暮の受け取りについて廃止の方向で考えています。誤解しないでください。
ここに何も持ってきてはいけないという意味ではありません。
「親の家として」考えるならば、何か持っていこうもってきておすそ分けとして、ユニットで食べるということは、自然ですが、わざわざ買ってきて贈答品としては、そのお心遣いだけを感謝し、ご辞退させて頂きたいと考えています。ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。施設長 片村元

2016-06-18 | 春風録

吹田市特養連絡会研究発表大会 閉会の挨拶

制度と暮らし

昭和26年に制定された社会福祉法が、この春、3月31日初めて64年ぶりに改正されました。

当時、社会福祉法が制定された背景は、困窮者救済が目的でした。

その後、高度経済成長により、日本経済は、爆発的に動き出し、

GNP(国民総生産)が、世界2位にまで上り詰め、

現在でもGDP(国内総生産)は、中国に抜かれましたが世界3位となりました。 

そういった中で社会が求める福祉の姿が大きく様変わりしてきました。 

昭和26年ごろは、豊かであっても、貧しくても

人が生まれ、また亡くなっていく場所は、家であり、そこには家族がいました。 

高度成長期に入って教育が競争化し

子供の塾通いや、高学歴化で教育費が家計の大きな割合を示すようになってきました。

そのために、共働きをすることが、一般的となり、保育という福祉のニーズが生まれました。

少子化や、核家族化が進み、グローバル化も手伝って「家」の存在も急激に変化してきました。

そういった最中で独居老人、老老介護、認知症の高齢者を家の枠を超えてどのように支援していくかを

議論し始めました。そして高齢者福祉のニーズが生まれてきました。 

医療・福祉の分野で社会保障費が増大し、拠出金の確保が困難になり、

介護保険法が、制定され、措置から、契約の時代に入りました。 

今回の制度改正の視点は、閉鎖的な組織ではなく今一度、社会福祉の理念に立ち返り

外部に対しても今よりさらに、公益性を求めた事業展開や、風通しの良い施設運営と

地域に対しての貢献を求められています。 

今回で第3回目となった吹田地区特別養護老人ホーム連絡協議会研究発表大会

『いま私たちに求められているもの』をテーマで今回は、7つの施設が、発表させていただきました。

重度化や、人材確保の低迷や、制度改正の波に追われながらも

特養が、もう一つの我が家になるために、日々、職員は試行錯誤しながらご家族と共に支援にあたっています。

吹田市特養連絡会は、大阪で も比類まれな施設相互の連携があるといわれています。

今日の発表は、それぞれの施設が、高齢者の暮らしの場となる為の取り組みを施設の壁を越えて共有し

吹田市民の皆様にも知って頂く事が目的です。 

今後、私たちに求められていることは、施設が何をするかということよりも

地域で、何を求められているか、それに対してわたしたちが社会資源として

自律的に、具体的に、動き、計画し、実行していくかが論点になっていきます。

その為には、ここにおられる皆様、行政の方、ご家族のご意見とご指導が不可欠となってまいります。

今後も、より良い支援体制を共に築くことができますことを心から祈り、閉会の挨拶とかえさせていただきます。 

介護老人福祉施設   ちくりんの里 施設長 片村元

ハナミズキ

 

ハナミズキ ちくりんの里 玄関先の花壇に、ピンクのハナミズキが地元の植木屋さんによって植えられました。

2014年度の理事会において10周年の記念樹をという提案が出ましたが、植栽時期等のことがあり、今になりました。

ハナミズキは、吹田ではよく、街路樹として植えられていますが、その可憐な姿はとても慎ましやかで人気があります。

ハナミズキの花言葉は、「返礼」「感謝」で、その由来は、1912年に東京市長が米国へサクラを寄贈した際

そのお返しとしてハナミズキが日本に贈られたことにあるということです。

アメリカでは全米桜祭りで知られるポトマック河畔のサクラが有名ですが、これは1912年に当時の東京市長、尾崎行雄が日米友好を願いソメイヨシノ約3,000本を寄贈したものです。その返礼として1915年にアメリカから日本へハナミズキが贈られました。

ちくりんの里も今まで、11年間、神様に守られてきたことを「感謝」し、今後も全てを「期待」して地域に「返礼」していけるように歩んでいきたいと思います。

2016-04-01 | 春風録, ニュース

身の置き所

0213今から十四年前、私たち家族は、鹿児島の小さな島の海辺に住んで陶芸をしながら暮らしていました。そこは、海の幸、山の幸、人の幸に恵まれた風光明媚な場所でした。
皆さんは、夜浜(よばま)という言葉を聞かれた事がおありでしょうか?
真っ暗な夜の浜にカンテラ(灯油を入れたランプ)や、懐中電灯をかざしながらアワビや、ミナ、魚などを採取する方法です。
なぜ、闇夜にわざわざ行くのでしょうか?
岩の上に、沢山の貝(アワビや、ミナ等)がよじ登って出てきているので潮が引いた大潮の海辺では、それを採取するために出かけるのです。
昼間は、人間や、鳥、虫、魚といった天敵がいるので、岩の上にのこのこ出てくる生物は、ほとんど見受けません。しかし、そんな昼間でも、少し深みに入って、大きな石を転がせばいるんですよ!たくさんの生き物が!このように、海の生物に限らず、すべての生物は、外敵から自分を守るために落ち着いた場所に『身を置く』ことを本能的に察知します。
人間も同じように自分の『身の置き所』を考えます。
例えば、私たちが夕食を食べに行くとします。最近は、仕切りによって区切られたレストランも多くなってきましたが、それがない場合、私たちは、好んで店員さんの見えるところに座るでしょうか?出来るだけ、落ち着いた誰にも干渉されない場所を選ぶことが多いのではないでしょうか?
高齢者が、在宅で暮らすことが困難になり、施設や病院等の中で暮らすことで様々な問題が起こることがあります。
それは、在宅での暮らしとの大きな相違点に順応しなければならない苦痛からくる問題です。
老人福祉法の施設設備及び運営に関する基準 第3章33条に
「・・・入居者の居宅における生活と、入居後の生活が連続したものとなるように配慮しながら各ユニットにおいて入居者が、相互に社会関係を築き自律的な日常生活を営むことを支援しなければならない。」とあります。
この法律には、いくつかの隠された願いが込められています。
一つは、高齢者施設を落ち着いた「身の置き所」に、設える事。
一つはそこが暮らしの場であること。
どうして、当たり前といえるこのような事が記載されているのでしょうか?
暮らしの場とするためには、在宅と施設の様々な溝を埋める必要があるからです。
措置の時代は、高齢者施設は税金で賄われ、介護が必要な方に対して「処遇」という名の下で支援がなされていました。平成十四年介護保険が導入され、契約の時代になり、選ばれる介護福祉士の時代になりました。
私たちは、入居者ご本人、ご家族、職員が、一致協力して
この溝を埋める努力をしなければならないと思います。
故京都大学の外山義教授は、この溝を『5つの落差』という表現で説明されていますのでここに紹介いたします。
一、空間の落差
二、時間の落差
三、規則の落差
四、言葉の落差
五、最大の落差は、役割の喪失
「自宅でない在宅」より

大きな空間に存在することは、昼間の岩場にぽつんと置かれた「ムキ身」の貝を連想してしまいます。
住み慣れた住居から新たな環境に移行することによる落差に苦しむ方もおられることと思います。
ちくりんの里のパンフレットにある四つのゾーニングは、不十分ではありますが、なるべく今までの地域社会に即した『身の置き所』を考慮し、高齢者の四種類の居場所として設定させていただきました。
入居者様だけではなく、ご家族、ご友人、地域の方におきましてもご利用して頂けますように、考えています。ここを暮らしの場とするためには、皆様の御知恵と、ご協力が続けて必要です。今後もご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。
ちくりんの里 片村元

2015-10-05 | 春風録

終活という言葉

最近、「就活」ではなく「終活」という言葉を耳にしました。調べてみれば人生、最後の活動という意味らしいですね。

20世紀初頭のように子供が10人という時代には、「家」に幾世代の家族が居り、集まり、役割を分担する事ができました。

しかし、現代のように子供1人が当たり前の時代になってきた為、次世代への配慮か?そのため社会現象として「終活」が広がっているようです。

主な事柄としては生前のうちに自身のための葬儀や墓などの準備等

残された者に負担がかからない様、生前整理することなどが挙げられます。

かつて入居者様の遺志で、亡くなられてすぐに大学病院に献体された方もおられました。これもご本人の終活だったのかもしれません。

遺言(財産分与等の法的拘束力有)やエンディングノート(法的拘束力無)など意思表示ができないような状態になる前に残された家族が混乱を起こさないための準備なのですね。

かつては縁起でもないとタブー視されてきた最期の身辺整理。

この「終活」、実は、流行語10選に選ばれたほどの話題を呼んだ考え方らしいですね。

2015-10-05 | 春風録

平均寿命と平均年齢

シルバーウィークという言葉、今年初めて初めて聞いたような気がします。敬老の日が入っているから?ゴールデンウィークに対し付けられた?二つの説が有るそうです。

このシルバーにちなんだ事を考えてみました。

本年度統計で

日本人の平均寿命は

男80,21歳(世界第1位)女86,61歳(世界第1位)合せて83歳(世界第1位)

初めて男性も80歳を超え年々、止まることなく少しづつ上昇してきました。

ちくりんの里も104歳を

迎えらたお二人を筆頭に100人の入居者が住まわれ平均年齢は88,78歳です。

日本人の平均年齢(生まれたばかりの0歳児から高齢者までの平均)は,45歳であと20年で、50歳を超えるそうです。現在のカンボジアは24歳、また江戸時代の日本では30台半ばぐらいだったそうです。この数字からいろいろなものが見えてくるような気がします。

さて、何歳から高齢者というのでしょうか?

それは時代や、国、主観的な考え方も有り、その線引きは曖昧でしょうが

国連では60歳以上、国連の世界保健機関の定義では、65歳以上の人のことを高齢者としています。近年、日本では、65歳から前期高齢者といい、75歳以上を後期高齢者としています。

2015-09-15 | 春風録

マイナンバー制度導入の狙いとその影響

最近、さまざまな分野で、国の制度や法律が大きく動いている。

身近なところでは、4月の介護保険法改正、8月の減額認定の見直し、安全保障関連法案そしてマイナンバー制度導入。

今回は、住民票を持つすべての国民、及び、在留異邦人に13桁の番号が付けられる制度について書かせて頂きます。

皆様も、各報道機関などでの情報を入手されておられるとは思いますが、意外と、市町村からの知らせは、十分、提供されないなかでの制度発信ですのでここで改めて、抑えておきたいと思います。

本年平成27年10月5日より、12月までの間に市町村から各、個人に対しては12桁の番号を企業に対しては国税庁長管から13桁の番号を

「通知カード」に記載して送られてきます。

今からは、個人の「通知カード」についてのみ書かせて頂きます。

特定個人情報

このカードは、氏名・住所・性別・生年月日(基本4情報)が記されています。

これは非常に※重要なものなので絶対に破棄したりしないでください。

慎重活適切に取り扱うことが求められています。譲渡、コピーしたりすることも禁じられています。

導入の目的

社会保障・税・災害対策に対して効率的に情報を管理し、複数の機関に属する個人情報が、同一人物のものであることを 確認するものです。

カードの種類

①通知カード

基本情報のみの記載で免許証を持っておられる方はこのカードとの併用で、さまざまなサービスを受けることが出来るように計画されています。

②個人番号カード

通知カードを基に写真入の身分証明書を作ることが出来ます。(来年1月より)希望者は、各市町村で無料で作成してくれます。個人番号カードの移行に伴い、現在の「住民台帳カード」(住基カード)は廃止され、その発行期限は平成27年12月までとなります。

通知カードとの違いは、写真入なので、本人とマイナンバーを確認できる点に有るので、免許証を所持している方については、①通知カードと免許証で、②個人番号カードの役割を果たすので現段階では、②の個人通知カードは必要ないようです。

事業者はこの番号を雇用保険、健康保険、年金などの手続きの際に提出書類に従業員等の個人番号を記載します。今後このカードで、印鑑証明や謄本さまざまなサービスに繋がって行くように言われています。

以前にも同じようなグリーンカード制を国会で質疑ざれましたが廃案となったそうです。その後、社会保険事務所の厚生年金番号紛失 事件や、震災時の不明犠牲者、介護保険拠出金の枯渇、くるべきしてきた時代の過渡期。

個人情報を一元化をすることにより、不公平をなくすことが狙いです。

非常に効率的になると同時に、この特別個人情報を不正に入手して、悪用しようとする犯罪の懸念も考えられます。

高齢者が、この制度改正の犠牲にならないように、社会全体で見守っていく必要があると思います。

2015-07-11 | 春風録

新たなる出発に向けて

前、理事長の指揮の下2004年2月27日

社会福祉法人春風会が創設されました。
あまりにも大きなスケールのプロジェクトでしたので、毎日祈るように準備してまいりました。近隣や遠方の施設への見学をさせてもらったりしながらこれからの私たちが進むべき方向性を模索していました。
最初に施設整備で求められたのは、どのような考えの下で事業を運営していくかということでした。「今を大切に」「下から支える職員像」という基本理念を掲げ季刊誌「はるかぜ」に考え方を掲載し、職員の募集を始めました。それと同時進行で、社会福祉法人、高齢者施設に関わる研修や、ユニットケアの管理者研修を受け、高齢者の暮らしを支えるためにも基本理念が大切であることを再確認いたしました。
右も左も分からない状態でしたが、地域の方々や、多くの温かいご意見を頂き、翌年、介護老人福祉施設 ちくりんの里の開設へと相成りました。
開設当初は、ユニット玄関も個浴も会議室や、倉庫も無く、暮らしの場というには程遠い雰囲気の中で、各ユニットには、常勤の職員3人という国の最低基準の人員配置で始まりました。
又、初年度の冬にはノロウィルスの蔓延で苦しみましたが、職員一致団結して乗り越えたことを思い出します。
その後すぐに、家族会が結成され、その協力体制と行動力は、比類稀な存在であることで入居者をサイドから支える大きな力であることに頭が上がりません。
職員の入退職はあるものの優秀な人材に恵まれ、一歩一歩ではありますが暮らしの場としての環境が整ってきたと思います。
人の体には目立った部分が有れば足の裏のように見えない多くの部分があります。それと同じようにちくりんの里にも多くの職種や、働き方があります。そのすべてが大切でありどの職種であってもすべてがちくりんの里の大切な部分であることを教えられ、心から感謝しています。働きが異なっていても同じ方向性を持って情報を共有し、暮らしの場を作って行きたいと思います。
10年目の平成26年度は施設内結婚3組を含め10組、出産も5組、大変祝福の多い年でした。「自律を訴えられる環境づくり」という年間目標を掲げて始まりましたが離職者が重なったことで、十分にその目標を達成することが困難になったことも事実でした。
ふと気がつくとここ数年、新規卒業の職員確保が難しく新規採用が取れない状況であったことに気付きました。
そういった中での大きな過渡期を迎えた10年目でありましたが不思議な方法で少しずつ整えられていきました。
頼りない施設長ではありますがその中で、支え踏ん張ってきてくれた職員に、入居者様、ご家族様の皆様にも多くの励ましをいただき心から感謝いたします。
今年度の介護保険改正と重度化も社会福祉法人に大きな対応を求められています。この試練に対し、今、何に取り組むべきかを改めて検討いたしました。はじめに「自律を訴えられる環境づくり」を継続して年度目標とし新たに「体にやさしい環境づくり」を年度目標に加えました。
これは基礎介護技術をもう一度見直すことを施設全体で取り組む計画です。力に頼らない介護を目指して介護リフトや、標準の車椅子をモジュラー型に導入することで入居者のみならず、支援する者の体を守ることを目標におきます。そしてその為の研修を行っていくことを検討しています。
又、昨年の教訓を踏まえ組織を厚くする必要性を感じ、主任制度を導入することに致しました。
各階一人づつの配置とし教育の充実を図りつつ
不測の事態に備えることとしました。
本年度、多くの新入職員を迎え、改めて教育体制を考え直し、新たな出発としていきたいと考えています。重ねて、皆様のご指導とご鞭撻のほど
宜しく、お願い申し上げます。 施設長 片村元

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