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2015-07-11

新たなる出発に向けて

前、理事長の指揮の下2004年2月27日

社会福祉法人春風会が創設されました。
あまりにも大きなスケールのプロジェクトでしたので、毎日祈るように準備してまいりました。近隣や遠方の施設への見学をさせてもらったりしながらこれからの私たちが進むべき方向性を模索していました。
最初に施設整備で求められたのは、どのような考えの下で事業を運営していくかということでした。「今を大切に」「下から支える職員像」という基本理念を掲げ季刊誌「はるかぜ」に考え方を掲載し、職員の募集を始めました。それと同時進行で、社会福祉法人、高齢者施設に関わる研修や、ユニットケアの管理者研修を受け、高齢者の暮らしを支えるためにも基本理念が大切であることを再確認いたしました。
右も左も分からない状態でしたが、地域の方々や、多くの温かいご意見を頂き、翌年、介護老人福祉施設 ちくりんの里の開設へと相成りました。
開設当初は、ユニット玄関も個浴も会議室や、倉庫も無く、暮らしの場というには程遠い雰囲気の中で、各ユニットには、常勤の職員3人という国の最低基準の人員配置で始まりました。
又、初年度の冬にはノロウィルスの蔓延で苦しみましたが、職員一致団結して乗り越えたことを思い出します。
その後すぐに、家族会が結成され、その協力体制と行動力は、比類稀な存在であることで入居者をサイドから支える大きな力であることに頭が上がりません。
職員の入退職はあるものの優秀な人材に恵まれ、一歩一歩ではありますが暮らしの場としての環境が整ってきたと思います。
人の体には目立った部分が有れば足の裏のように見えない多くの部分があります。それと同じようにちくりんの里にも多くの職種や、働き方があります。そのすべてが大切でありどの職種であってもすべてがちくりんの里の大切な部分であることを教えられ、心から感謝しています。働きが異なっていても同じ方向性を持って情報を共有し、暮らしの場を作って行きたいと思います。
10年目の平成26年度は施設内結婚3組を含め10組、出産も5組、大変祝福の多い年でした。「自律を訴えられる環境づくり」という年間目標を掲げて始まりましたが離職者が重なったことで、十分にその目標を達成することが困難になったことも事実でした。
ふと気がつくとここ数年、新規卒業の職員確保が難しく新規採用が取れない状況であったことに気付きました。
そういった中での大きな過渡期を迎えた10年目でありましたが不思議な方法で少しずつ整えられていきました。
頼りない施設長ではありますがその中で、支え踏ん張ってきてくれた職員に、入居者様、ご家族様の皆様にも多くの励ましをいただき心から感謝いたします。
今年度の介護保険改正と重度化も社会福祉法人に大きな対応を求められています。この試練に対し、今、何に取り組むべきかを改めて検討いたしました。はじめに「自律を訴えられる環境づくり」を継続して年度目標とし新たに「体にやさしい環境づくり」を年度目標に加えました。
これは基礎介護技術をもう一度見直すことを施設全体で取り組む計画です。力に頼らない介護を目指して介護リフトや、標準の車椅子をモジュラー型に導入することで入居者のみならず、支援する者の体を守ることを目標におきます。そしてその為の研修を行っていくことを検討しています。
又、昨年の教訓を踏まえ組織を厚くする必要性を感じ、主任制度を導入することに致しました。
各階一人づつの配置とし教育の充実を図りつつ
不測の事態に備えることとしました。
本年度、多くの新入職員を迎え、改めて教育体制を考え直し、新たな出発としていきたいと考えています。重ねて、皆様のご指導とご鞭撻のほど
宜しく、お願い申し上げます。 施設長 片村元

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