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2012-05-02

春風録:ユニットケアの原点と私たちの方向性

ユニットケアの原点と私たちの方向性

ユニットケアが制度化されて10年。ちくりんの里が開設して7年の年月が経ちました。ある特別養護老人ホームの施設長が、数十人の高齢者が集団で食事を摂る光景に疑問を抱き、少人数の入居者と共に買い物をし、一緒に食事を作り、食べるという試みを始めた。そして「一緒に過ごす、ごく普通の家庭の食卓にこそ意味がある」ということに気づいた。
 次に、「住み慣れた地域で暮らせるような策を」という発想から、民家を借り上げ、入居者に日中そこで過ごしてもらう「逆デイサービス」を始めた。
 そうした取り組みを重ねた結果、やがて職員から「4つのグループでそれぞれの家のような生活を」という提案があり、定員50名の施設を4つのグループに分け、グループごとに職員を配置し、利用者が起きてから寝るまで、同じ職員とともに生活する形態を採り入れた。こうして我が国におけるユニットケアの本格的な歴史が始まったと言われる。
 ユニット型特別養護老人ホームの基本方針並びに設備及び運営に関する基準(老人福祉法/省令)第33条
「ユニット型特別養護老人ホームは、入居者一人一人の意思及び、人格を尊重し、入居者へのサービスの提供に関する計画に基づき、その居宅における生活の復帰を念頭において、入居前の居宅における生活と入居後の生活が、連続したものとなるよう配慮しながら、各ユニットにおいて入居者が、相互に社会的関係を築き、自律的な日常生活を営むことを支援しなければならない。」とある。
この法令の中には、いくつかの大きな、ポイントがある。
今から3年前、ちくりんの里は、ユニットリーダー実地研修施設として、大阪で初めて認可され、他施設のリーダーが、研修に来る施設となった。
何を目指すかと言えば、まだまだ至らぬ点が多いが、ユニットケアの制度に則り、入居者、職員、家族、ボランティア、地域協力を得て、上の省令に、忠実に歩んでいきたいと切に       
思う。                                 施設長

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