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2012-06-19

春風録:行事を考える

image (9)ちくりんの里が、開設されて、8年目、初めて周年祭を中止とさせていただきました。また、毎年秋に開催していました納涼祭を廃止することとした。このことは、施設の後退になるのではないかとの意見をいただき正しく理解していただきたく、意見をここでまとめさせていただきます。
老人福祉法の特養の生活上の便宜の提供等に、昭和38年に発令された19条では特「別養護老人ホームは、教養娯楽設備等を備えるほか、適宜入所者のためのレクレーション行事を行わなければならない。」とありました。
平成12年に発令された39条では「ユニット型特別養護老人ホームは、入居者の嗜好に応じた趣味、教養又は娯楽に係る活動の機会を提供するとともに、入居者が自律的に行うこれらの活動を支援しなければならない。」
 今まで、入居者様や、ご家族が喜んで下さっていたものであるので、様々なことを考えましたが、19条では入居者が行きたくても、行きたくなくても行事に参加しなければならないとも受け取れます。特養は、重度の高齢者が多い中で、一律の行事が、全員に、好まれるということは、ありえません。39条は、行事という言葉が消え「嗜好に応じた趣味または娯楽に関わる活動の機会を提供するとともに、入居者が自律的に行うこれらの活動を支援しなければならない」となりました。つまりここでは、自律した(自分で決める自由がある)選択が述べられています。入居者が楽しみにしている祭りだからという意見もある。しかし、施設から、少し離れたところに、本物の祭りがあり、ご家族の支援があれば、参加することが出来ます。今まで、施設という隔離された、空間で、楽しんできたことを一歩外に出て地域の方とともに、楽しむほうが、自然なことであり、合法的だとおもいます。これは、法律を使って、言い訳をしているのではなく、より、ご本人の意向うに沿った支援ができるかを考え、今に至りました。ちくりんの里では、秋に文化祭があります。これは、家族様を中心にして、地域の方を招き、ともに普段の作ったものや、今まで、の作品を展示し、音楽会を開くものである。今後も皆様の支援をいただき、続けていきたいと思います。

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